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尼健~30代未経験から始めたビルメンのブログ

兵庫県の宝塚市在住です。 職業は建物管理業(ビルメン)の会社員です。 今までに取得した資格は第一種電気工事士、甲種4類消防設備士、福祉住環境コーディネーター2級、宅地建物取引士、平成30年の9月に第三種電気主任技術者試験を受験予定です。

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ハロゲン電球
ハロゲン電球では石英ガラスバルブ内に不活性ガスとともに微量のハロゲンガスを封入してある。

点灯中に高温のフィラメントから蒸発したタングステンは、対流によって菅壁付近に移動するが、菅壁付近の低温部でハロゲン元素と化合してハロゲン化物となる。

菅壁温度をある値以上に保っておくと、このハロゲン化物は菅壁に付着することなく、対流などによってフィラメント近傍の高音部に戻り、そこでハロゲンと解離してタングステンはフィラメント表面に析出する。

このように、蒸発したタングステンを低音部の菅壁付近に析出することなく高音部のフィラメントへ移す循環反応をハロゲンサイクルと呼んでいる。

このような化学反応を利用して菅壁の黒化を防止し、電球の寿命や光束維持率を改善している。

また、バルブ外表面に可視放射を浸過し、赤外線放射を反射するような膜(多層干渉膜)を設け、
これによって電球から放出される赤外線放射を低減し、小型化、効率化を図ったハロゲン電球は、店舗や博物館などのスポット照明用や自動車前照灯用などに広く利用されている。





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